フランスのファッションブランドA.P.C.。
雑誌で様々な同ブランドの洋服を見ますが、ジーンズブランドとしても有名だということを知っている方はあまり多くはないのかな、と思います。
ですがジーンズマニアの間では色落ちがキレイということでA.P.Cのリジットのジーンズは有名なのです。
今回はそのA.P.C.のジーンズの特徴・定番モデルなどをA.P.C.のジーンズユーザーの筆者の意見も含めながら紹介していきたいと思います。
そもそもA.P.C.のジーンズとは?
A.P.C.のジーンズJean Toutouさんが1986年に立ち上げたフランスのアパレルブランドです。
シンプルで機能的なデザインが特徴です。
ベーシックなデザインがゆえ、着る人個人の特徴、ムードを最大限に生かせるデザインになっているのがブランドのコンセプトです。
このコンセプトは今から紹介するA.P.C.のデニムにもしっかりと織り込まれています。
A.P.C.のジーンズの特徴
特徴が無いのが特徴のA.P.C.のジーンズ
A.P.Cのジーンズは特徴が無いのが特徴といっても過言ではないかもしれません。
A.P.C.のジーンズはしばしばミニマリスト(最小限主義)のジーンズなどと呼ばれたりします。
どういうことかというと、例えば、
など、必要最低限の装飾、スペックのジーンズになっていることです。
そのため主張が少なくシンプルな見た目になるので、様々なアイテムと組み合わせることができます。
洗濯方法までうるさいA.P.C.
またジーンズを洗う際の洗濯の方法を指定しているところも面白いところです。
できるだけ洗わずに長く履きこんだ後、ドライウォッシュを推奨したり、擦らず水につけるだけなど、
デニムの経年変化をより美しく見せるための洗濯方法の指定がされています。
詳しくはオフィシャルサイトを参照
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中でも面白いのは、デニムを履いたまま海に入り、砂でデニムを擦って洗うという方法です。
海外ではsea washと呼ばれています。
私も真冬の海で凍えながら2回ほど試してみました。
これはこれでなかなか面白く、sea washならではの独特の色落ちが楽しめます。
砂でデニムを擦るため、シワのところにアタリが付くのに加え、それ以外のところにもフワッとした色落ちが見られます。
これらの「指定された」洗濯方法でデニムのケアをすると、専門店で下取りに出すことができ、後そのデニムは店頭でリジットデニムよりも高い値段で販売されます。
https://www.apcjp.com/jpn/butler
下取りに出した側は、次のA.P.C.のデニムを半額で買うことができます。
でも実際は愛着が出てきてなかなか手放せなくなるんですけどね(笑)。
A.P.C. デニムの定番モデル
さて少しだけA.P.C.デニムのことが分かってきたところで、このブランドの3つの定番のモデルを見ていきたいと思います。
New Standard(ニュースタンダード)
このNew StandardはA.P.C.デニムの最も定番のモデルです。
股上は中くらいの深さ、ストレートレッグで、足先にかけて少しテーパードがかかっています。
A.P.C.のデニムの中で最も人気のあるモデルだそうです。
他のモデルと比べややゆっとり目のシルエットですが、それでもまだまだ細身なのでスッキリとしたシルエットに見えます。
Petit New Standard(プチニュースタンダード)
これは筆者も購入したモデルで、もう2年ほど愛用しています。
ミドルライズで、太腿は細く、テーパードがかかっています。
A.P.C.の中では最も細身のシルエットだそうです。
全体的に細いので激しいアタリを出すことができます。
Petit Standard(プチスタンダード)
こちらのモデルはローライズで細身のストレート、足先にかけて少しだけテーパードがかかっているそうです。
Petit New Standardと比べると股上が浅くなっているため、お尻周りはピタッとした印象になると思いますが足先は画像で見比べても少し太くなっていますね。
New StandardとPetit New Standardの間のシルエットと位置づけで良いかと思います。
またそれぞれ綿100%のタイプとストレッチのタイプがありますので合わせて参考にしてみてください。
自分の体形、好きなファッション、スタイルと相談して、あとはガンガン履きこんで世界に一つだけのデニムを楽むのみですね!!
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